通常学校に思い残す事は何もない。無理矢理通わせても意味がない子供もいる。通常学校はどこに行っても似たり寄ったりしかない。

授業のストレス。

宿題の多さ。

子供のやり場のない感情の捌け口は

オレの息子に向けられた。

 

そんな同級生に対して

思うことがあっても

口に出して言えない息子は

6年間、

ずっと

同級生に避けられてきた。

遊びに誘われることも無かった。

 

息子は

同級生に

『もう、遊びに来ないで』

と言われ

オレに

『先生に言って!』

泣いて訴えてた。

今は、

思い出すと

胸が痛くツラい。

 

夜中に

学校を辞めると泣き叫んだこともあった。

 

通常学校に在籍して

『振り返ると良い思い出』は何もない。

 

オレは

転校も考えた。

 

オレの息子に合う学校は

見つからなかった。

 

オレの息子は

自発的に

友達を作れるタイプではない。

他所の学校に行っても

独りぼっちになる可能性は

多いにはあった。

 

一から始めさせる負担は

息子にとっては大きい。

 

今の学校に在籍させる方法しかなかったオレは

細かく

どんな風に友達に声をかけたらよいのか

どのタイミングで話しかけ

遊びに誘ったらよいのか

一つ一つ

解りやすく教え続けた。

 

息子が寝た後に

心細くて

泣いた日もあった。

 

オレは

中学からの進路を支援学校に決めた

 

自分を圧し殺し続け

自分の存在意義を否定的し

生きていても何も良い事がない

僕なんか死んだほうがよいと

意識の中に

植えつけられた息子

 

オレは

息子を

支援学校でやり直させてやる道を選んだ